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◯山 あん子の偏食記

都松庵のOGURA BUTTER YOKAN

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京都・堀川三条にあるこだわりの“あんこ屋”さん「都松庵」。あんこ屋さんだけど、焼き菓子やケーキもあり、和菓子と洋菓子の間を新しい切り口で開拓してる感があります。しかも、ケーキ類も米粉使用で(全商品?)グルテンフリー者にはたいへん嬉しいお店です。

その都松庵さんの「ひとくち羊羹」は、いろんなアレンジのが出ていて、りんごやレモンなどのフルーツ味や、BLUE BOTTLE COFFEEとのコラボなどもあったりして、それも良い具合なアレンジで美味しい。こちらの「OGURA BUTTER YOKAN」はアーバンリサーチとのコラボだそうです。

 

餡とバターといえば、古くは昭和なコッペパンの餡バターサンドからはじまり(マーガリンが先?)、平成の高級パン屋さんへと餡バターサンドが広がり、令和となった今、完全MIXされたペーストが多くのメーカーから出てきているという、もはやテッパン、普遍不朽の名コンビが遂に、羊羹単体で!

他でもなく、この羊羹で特筆すべきはバターと塩気のお陰で、他の羊羹よりずっと甘さ控えめに感じるというところ。私自身、どちらかというと甘党だけど甘過ぎ苦手マンなので、食べ切りサイズの羊羹でも何度かに分けていただく事がほとんどなんですが、こちらに関しては珍しく、美味しく一度で食べ切ることができました。バターの油分でほんのりまろやかな甘塩っぱ系で食べやすいのです。甘い羊羹はちょっと苦手という方に是非トライしていただきたいです。

パッケージデザインは株式会社サノワタルデザイン事務所なんですね。写真撮影時が夕方で光が足りず良い具合に撮れなかったですが、表面にバターがとろける形でニス加工が施してあったり、ふたと底部分がストライプだったりして可愛らしいのです。

都松庵さん、シンプルに整えられたお店のインテリアでパッケージのデザインも小気味好く、食べきりサイズから購入できるので、ちょっとした手土産にも便利なお店でおすすめです。

 

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イートインもできます。(あんチーズケーキ。もちろんGF!)



 

Hardbiteの根菜チップス

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Hardbite(ハードバイト)の根菜チップス「Back To Your Roots」。

ハードバイト、カナダのチップスメーカーです。ルーツに戻れ〜ネーミングが良いです◎ コストコで年末年始用の買い出し中に見つけたんですが、今までニンジンやサツマイモの単品はよくあったけどMIXは初めて見たような?期間限定かもしれないです。

入っている根菜は、サツマイモ、ビーツ、シロニンジン、ニンジンの4種MIXです。大きめカットな根菜を揚げて食塩がうすく添加されているのみ、というシンプルなスナックです。野菜の自然な風味と甘味がほんのりと、バリバリと歯応えしっかりとヘルシーで良い感じです。

 

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東洋医学的に根菜類は「からだを温める」として位置付けられています。特にミネラルやビタミン、食物繊維が栄養豊富で、体が冷えやすい冬には積極的に摂ると良いとされているので、かなり理想的なスナックなのでは。

 

そして、

と、他の記載も優秀。

 

コーシャマークとは、ユダヤ教の中ではその教えに準じて原材料〜製造過程・添加物・パッケージなど、食品や化粧品などでいろいろと規制があります。ユダヤ教の聖職者(ラビ)が、製造現場まで赴いて一つ一つを厳格にチェックして認証を出すため、信者ではない多くの消費者にとってもコーシャマークが「安心安全の認証」として、認識・消費の判断ポイントとして機能しているようです。このチップスの場合は、肉や乳の原料を含まないという「PARAVE(パラベ)」と記載されてます。

とはいえ、コーシャマークの認証団体と共にマークの種類も沢山あり、それらが、それぞれでどのような厳格さで認証されているものなか等は、正直なところかなり不明な印象で、よくわからないですが…。

 

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↑ シンプルな原材料とTrans 0g の食品表示

もちろん大袋でたっぷり475g。少しづつ摘んでいただいてますが、料理のアクセントなどの素材としても使えそうな頼もしいスナックです。でも、お腹が空いてしまった時はバリバリ食感と程よい風味に、調子よく食べすぎて胸焼けしそうになってから手を止めがちです。

 

ITTENのバターサンド

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米ぬかスイーツ ITTEN」、小麦や白砂糖を使用せず、米糠をはじめ米粉などの身体にやさしい素材を使用したお店だそうです。用事を終えて友人宅へ向かう道中、名古屋駅の近くで偶然発見。店員さんのお話を伺いながら、そう言えばオープン時のweb記事を見た事がありました。手土産にいい感じの、可愛らしく列んだバターサンドを購入。

 

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しっかりとした高級感漂うパッケージで、友人宅で箱を開けるとちょっとした歓声が上がります。左から、白胡麻バターサンド、レーズンサンド、チョコレートサンドの三種類。熟成糠床や発酵バターを使用とのことです。

全体的に甘さは控えめで糠の風味がほんのりしながら濃厚なバタークリームがしっかり主張してきます。クッキー部分にもバタークリームにも糠が入っている感じで糠独特な、既存の洋菓子とは違う奥行きをふんわり纏って、どちらかというと大人向けなお菓子といった感じもします。もしかすると赤ワインとか合うのかも…

 

レーズン入りやチョコ味は定番なイメージですが、白胡麻味は糠の香りともほんのりと良い具合に合っていて、意外な驚きがありました。胡麻と糠、和食でも活躍する素材で調和し易いのかしら…意外だねーと、お久しぶりな友人と共に、ワイワイと積もりに積もった話をしながらいただきました。(わかりやすいお菓子が大好きな小学生男子にはイマイチな評価でしたが)

 

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こちらのお店の、糠の配合が三段階で違うチーズケーキも大人味に違いない…人気そうだし糠とチーズのマリアージュはすごく合ってそうだし気になります。タイミング合えばまた立ち寄りたいお店です。通販もできるようです。

 

 

 

 

菓心おおすがのどらやき

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滋賀・彦根の老舗和菓子店、菓心おおすがの「どらやき」です。

普通、どら焼きといえば当然のように小麦粉です。が、こちらのは餅粉が使われています。なので、とてももっちりとした生地。そのもっちり生地に合わせて、中にはギュッとした濃い餡がサンドされています。どら焼きというには小ぶりですが、やや濃厚な食感。焙煎したての珈琲と一緒にいただきました。

 

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老舗の和菓子店というと、昔ながらの、伝統を意識した重厚なイメージの店構えやパッケージが多いですが、こちらの菓心おおすがさん、ロゴもふわっとした抜け感がとても軽やかで可愛らしく、パッケージもお店の装いもシンプルでさっぱりとしています。

ロゴやパッケージは、モーネ工房のようです。モーネ工房の井上由季子さんといえば、アノニマスタジオから出版された京都のお店の味のある包装紙などを集めた「京都を包む紙」という大好きな本があります。良い仕事されていて素晴らしいです。

 

菓心おおすが | スイーツ・グルメ・ギフトの通販は【婦人画報のお取り寄せ】

 

 

タイナイのおこめパン

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グルテンフリー生活の中で朝食をはじめとした日々のパン食でお世話になっているのが、株式会社タイナイの「おこめパン」シリーズ。

 

袋から出した状態すぐでは、水分量がそれほど多くない雰囲気で、みっちりとした固い印象のパンですが焼くと外側カリっと中ふっくらと、とても良い具合になります。玄米パンはけっこう玄米の香りがして風味が増します。

開封である程度日持ちする設計になっているようですが、開封後はすぐにカットして、ジップロックに入れ冷凍保存しています。トースターよりフライパンや卵焼き器で焼く方が、香ばしいカリっとふわっとさがより生きて美味しいです。

 

米粉パンを製造するお店やも増えつつありますが、手頃なお値段でスーパーやネットで容易に入手できるタイナイのパンはとてもとても有難い存在です。

 

この株式会社タイナイ、2021年7月付で亀田製菓株式会社の買収で傘下企業になってるんですね。(ほーー